ティーカッププードルについて

ティーカッププードルって何? トイプードルと違うの?

ティーカッププードルとは?

日本の血統(JKC)ではティーカップという種は存在しません。アメリカでは存在しており、大体1.8kgぐらいまでの大きさのプードルを言います。正式に日本で認められていなくても、1.8kg以下のプードルは日本にもいますし、ブリーダーやペットショップで販売されています。
JKCの血統書の犬種名はティーカップサイズでもトイプードルと記載されます。

失敗しないティーカッププードル選び

ティーカッププードルを購入する際は、生後4か月目以降をお勧めします。生後2~3か月目が一番可愛いくて、しつけし易いと思う方がおられますが、その時期だとサイズの予想がつかない場合が多いのです。なぜならば、子犬は離乳後から~生後3か月ぐらいまでが一番成長著しいのです。小さくて、授乳期に母乳をあまり吸えなかった子が離乳期になってフードをよく食べるようになり、大きくなることがあります。生き物ですので、先のことは分かりません。予想よりも小さくなることもあれば大きくなることもあります。しかし、月齢が経っていれば、経っているほど、先が見えてくるので、確実性はあります。確実にティーカッププードルを購入したいのならば、生後6か月ぐらいの子を購入なさってください。ティーカップサイズになりそうな生後6カ月の子犬を探すのは大変ですが。。。

ティーカップサイズの子犬を探すポイント

①ブリーダーに両親の体重、子犬の成犬時の予想体重、子犬の現在の体重を聞いてみましょう。
以前に両親同じ掛け合わせで産まれた子がティーカップサイズなら、間違いないと思います。
②実際に子犬を見学しましょう。
子犬の容姿と体重は変化しますので、一度、目で確認してください。親犬もいれば一緒に見せてもらうと良いです。親の大きさも参考になります。ペットショップでは親犬がいない場合が多いので、ブリーダーの所で見学するのが良いでしょう。
ティーカップサイズの子は高額ですので、ブリーダーが子犬を高く売りたい為に、餌の量を抑えて、大きくならないようにしている場合もあります。その結果、環境が変わってから大きくなってしまうのです。
出来れば、ブリーダーに許可をもらって、子犬のストレスにならない範囲で、触らせてもらいましょう。ワクチン未接種の場合もありますので、必ず、手を消毒して触ってください。
背中を触ってみて、骨が出ているようでしたら、痩せています。餌の量が少ないので、これから大きくなる可能性があります。

ティーカッププードルの飼育の注意点

成犬時のティーカッププードルの大きさを簡単に説明すると、世界最少の犬と言われているチワワと同じぐらいです。
とても小さいサイズですので、普通サイズのトイプードルと一緒に考えてはいけません。普通サイズのトイプードル以上にいろいろな事に対して、十分気を配らないといけません。
階段やソファーから落下しただけで骨折したり、滑る場所で激しい運動しているうちに膝が外れてしまう場合もあります。
又、食欲がなく、下痢が続くと体内の栄養分が取られ、低血糖症になりやすいです。低血糖症は死に至ることもあるので、十分注意して下さい。
逆に食べすぎも肥満の原因から、肝臓を悪くしたり、体重を支えきれず脚の膝を悪くしていく可能性もあります。
ティーカッププードルのような小さい子はストレス等でホルモンのバランスを崩しやすく、毛が薄くなったり、抜けてしまう場合があります。そのようになってしまっても、一時的な事ですので、ご安心ください。
一人暮らしや共働きで、日中、子犬の面倒を見れない方、小さいお子さんがいる方は、生後3か月以降の子(混合ワクチン2回接種済みで食事が朝夕2回でも大丈夫な子)やタイニーサイズ以上の子犬をお勧めします。